透析患者さんも秋の旬を楽しもう
当院では毎月、透析患者さまの食生活についての院内情報誌「きらり 透析生活 ~栄養通信~」を発行しています。
医学博士である院長と管理栄養士が、共に知見を出し合い制作しています。
今月号のテーマは「透析患者さんも秋の旬を楽しもう」です。
AIによる要約
秋は「食欲の秋」と呼ばれ、多くの美味しい食材が旬を迎える時期です。
旬の食材は最もおいしく、栄養価も高く、流通量が増えることで価格が安価になる特徴があります。
特に秋に旬を迎えるキノコ類、いも類、魚類について、透析患者向けの適正摂取量について説明します。
キノコ類はカリウムが多く含まれ、血圧を下げる効果がありますが、透析患者はカリウムの排泄が不十分なため、摂取制限が必要です。加えて、ビタミンDや食物繊維、βグルカンも含まれ、これらは骨や歯の健康、便秘予防、免疫力強化などに寄与します。
いも類もカリウムが豊富で、ビタミンCや食物繊維を含み、抗酸化作用や便秘予防に効果があります。ただし、茹でこぼしてもカリウムの減少率は20%以下で、適量の摂取に注意が必要です。
魚類、特に秋刀魚や秋鯖は良質な脂質であるDHAやEPAを豊富に含み、認知症や心疾患の予防に役立ちます。また、秋鮭は免疫機能の向上や抗酸化作用が期待され、ビタミンDも多く含まれています。魚はタンパク質も豊富で、1食あたり80~100gの摂取が推奨されます。
これらの食材をうまく取り入れることで、健康を維持しながら食事を楽しむことができます。
ピンチアウトで大きく表示できます栄養通信_2410
著作権はクリスタルファミリークリニックに帰属します
※著作権を放棄してはおりませんので、個人・施設等での使用は構いませんが、内容の改変は違法となります。
善意の範囲内でのご使用のほど、よろしくお願いいたします。