栄養通信 2024年8月号

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食べられない方のカロリーの補い方 食べ過ぎてしまう方のカロリー制限の仕方

当院では毎月、透析患者さまの食生活についての院内情報誌「きらり 透析生活 ~栄養通信~」を発行しています。

医学博士である院長と管理栄養士が、共に知見を出し合い制作しています。

今月号のテーマは「食べられない方のカロリーの補い方 食べ過ぎてしまう方のカロリー制限の仕方」です。

AIによる要約

透析患者には、食欲不振や過食の問題があり、これによって低栄養や体力、免疫力の低下、さらには死亡率の増加が懸念されています。
食欲不振の患者には、1回の食事量を減らして補食を追加することが推奨され、特に低リン・低カリウム・低塩分の補食として、ういろうや水ようかん、ゼリーなどが勧められています。また、調理法を工夫することによってエネルギーを増加させることも有効で、例えば鶏肉を揚げることでカロリーが約1.5倍に増加します。
一方、過食の患者には、食べるスピードを遅くすることや、1日3食の規則正しい食事を心がけることが重要です。早食いは満腹感を感じる前に食べ過ぎを引き起こし、食間が長く空くと吸収率が高まり体脂肪が増えやすくなります。さらに、タンパク質を多く摂取することで、カロリーや糖質の摂り過ぎを防ぎ、満足感のある食事が実現できます。推奨される食材には、鶏むね肉、牛赤身、カツオ、鮭などがあります。

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栄養通信_2408
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